「1月は行く」といいますが、あっという間に月末です。
今月はのっけからみんな忙しく、社内はバタバタとしていました。
例年ウルスでは、新年会と称して「話題の映画観賞会」に出かけますが、
今年はそれどころではなさそう、かな?
さて、新しい年を迎え、ウルスにも新しい風が。
なんと2人も仲間が増えました。
日替わりでお手伝いに来てくれる女性と学生さん(男子)。
寒いなかでのゲラ届けのお遣いや、校正などをこなしてくれる、
頼もしくありがたい存在です。
あら、ついでに平均年齢若返りにも貢献中。
どうぞよろしくお願いします。
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さて、個人的な旅行の話を少し。
お正月に世界遺産の街、ルアンパバーン(ラオス)に行ってきました。
メコンの夕日です。

ルアンパバーンは、このメコンと、メコンの支流カーンの中洲にある街で、
人々はこの河から生活の糧を得ています。
また今は中国からベトナムまで延びる道路ができたものの、
依然として河が重要な移動経路として使われています。
河は、中国に遡ると「瀾滄江」と名を変えます。
数年前にその源流がある雲南省にも行き、
河岸開発が進められている様子を見ました。
今はまだ滔々と流れているように見えるメコンですが、
深刻な水不足と電力需要に悩む中国は、
上流にあわせて8基のダムを建設する予定で、
今後ダムの貯水が始まれば、
下流の水運や生態系へどのくらい影響がでるのでしょう。
修行僧はよく見るとみんなまだ少年です。

10代の4〜5年をお寺で過ごすこともあるそうですが、
修行が学校の代わりになることもあるのでしょう。
休憩時間なのか、積極的に英会話で話しかけてきました。
「楽しいことは一切禁止なんだ」とか。
修行を終えると、毛を生やして観光ガイドや
「ビジネスマン」になったりする人も多いようです。
笑顔が印象的な少女。

ラオスは最近やっと5年計画により最貧国ワースト20を脱出したそうですが、
幸せは持っている貨幣の量だけでは計れないということを
あらためて感じるような笑顔です。
それでも、観光客が両替するときに銀行に支払うわずかな手数料ぶんだけで、
子どもが1日ご飯を食べられるというのも現実です。
さて、今年もみなさんが元気で幸せに過ごせますように!
志