2012年01月13日に docxから画像を取り出す方法
という記事を書きましたが、その続編です。
pptファイル(PowerPoint 97〜2003まで保存形式)の場合、
できるだけパスや文字情報を残して画像を抽出するために
【別名保存】→【拡張Windowsメタファイル (*.emf)】
という手順のあと、IllustratorでEPS変換していました。
※詳細は Wordから画像を取り出す方法(その1) を参照。
pptxファイル(PowerPoint 2007以降の保存形式)の場合、
docxファイル(Word 2007以降の保存形式)と同様の手順で
簡単に画像が取り出せます。
※※※※※※※※※※※※
今回はLinux(Fedora)環境で書庫マネージャを使用しています。
他のOSの場合は拡張子を「.zip」等に変更してエクスプローラ表示。
エクスプローラ表示ができない場合はリネームしたファイルを展開すればOK。
※※※※※※※※※※※※
1.fig.pptx を選択してダブルクリック(fig.pptx を書庫マネージャで開く)
2.ppt フォルダを選択してダブルクリック
3. media フォルダを選択してダブルクリック
4. media フォルダ内で使用されている図版の拡張子を確認
【拡張子が png/jpeg/tif/bmp の場合】
→ ビットマップ画像(ラスターイメージ)なので Photoshop で加工
【拡張子が wmf/emf の場合】
→ パスやテキストが抽出できる場合が多いため Illustrator で加工
※ Illustrator の作業に関しては Wordから画像を取り出す方法(その1)
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3で開く 以降を参照してください。
記事:イナムラ
2012年09月24日
2012年01月13日
docxから画像を取り出す方法
2010年10月22日に Wordから画像を取り出す方法(その1)
2011年06月23日に Wordから画像を取り出す方法(その2)
という記事を書きました。
今回は docx(Word 2007以降の保存形式)から
簡単に画像を取り出す方法をご紹介します。
※※※※※※※※※※※※
今回はLinux(Fedora)環境で書庫マネージャを使用しています。
他のOSの場合は拡張子を「.zip」等に変更してエクスプローラ表示。
エクスプローラ表示ができない場合はリネームしたファイルを展開すればOK。
※※※※※※※※※※※※
1. sample.docx を選択して書庫マネージャで開く
2. word フォルダを選択してダブルクリック
3. media フォルダを選択してダブルクリック
4. media フォルダ内で使用されている図版の拡張子を確認
【拡張子が png/jpeg/tif/bmp の場合】
→ ビットマップ画像(ラスターイメージ)なので Photoshop で加工
【拡張子が wmf/emf の場合】
→ パスやテキストが抽出できる場合が多いため Illustrator で加工
※ Illustrator の作業に関しては Wordから画像を取り出す方法(その1)
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3で開く 以降を参照してください。
記事:イナムラ
2011年06月23日に Wordから画像を取り出す方法(その2)
という記事を書きました。
今回は docx(Word 2007以降の保存形式)から
簡単に画像を取り出す方法をご紹介します。
※※※※※※※※※※※※
今回はLinux(Fedora)環境で書庫マネージャを使用しています。
他のOSの場合は拡張子を「.zip」等に変更してエクスプローラ表示。
エクスプローラ表示ができない場合はリネームしたファイルを展開すればOK。
※※※※※※※※※※※※
1. sample.docx を選択して書庫マネージャで開く
2. word フォルダを選択してダブルクリック
3. media フォルダを選択してダブルクリック
4. media フォルダ内で使用されている図版の拡張子を確認
【拡張子が png/jpeg/tif/bmp の場合】
→ ビットマップ画像(ラスターイメージ)なので Photoshop で加工
【拡張子が wmf/emf の場合】
→ パスやテキストが抽出できる場合が多いため Illustrator で加工
※ Illustrator の作業に関しては Wordから画像を取り出す方法(その1)
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3で開く 以降を参照してください。
記事:イナムラ
2011年06月23日
Wordから画像を取り出す方法(その2)
2010年10月22日に Wordから画像を取り出す方法(その1)
という記事を書きました。
前回は、Wordの画像をPowerPointにコピー&ペーストして
EMF形式で保存をするという手順でしたが、
PowerPoint2000ではEMF形式が選択できないのが難点でした。
(↑自席ではWindows2000,Office2000を使用しているため)
別のマシンに移動してファイル変換をするのは手間がかかるので、
Wordデータから直接EMFファイルを抽出する方法をご紹介します。
※今回は Windows2000、Word2000、アーカイバは Lhaplus を使用
1. Windows の Wordで doc データを開く(今回のファイル名は Fig5.doc)
2.【ファイル】→【Webページとして保存】
デスクトップに Fig5.htm と Fig5.files が作成される。
3. Fig5.files フォルダを開く
4. image001.emz を右クリック
【解凍】→【ここに解凍】を選択
5. 作成された image001 フォルダを開く
6. image001 ファイルを選択
拡張子 .emf を追加
※ 画像の点数が多い場合はリネームソフトを使用すると便利です!
7. image001.emf を Illustrator で開き EPS 形式で保存
※ Illustrator の作業に関しては Wordから画像を取り出す方法(その1)
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3で開く 以降を参照してください。
記事:イナムラ
という記事を書きました。
前回は、Wordの画像をPowerPointにコピー&ペーストして
EMF形式で保存をするという手順でしたが、
PowerPoint2000ではEMF形式が選択できないのが難点でした。
(↑自席ではWindows2000,Office2000を使用しているため)
別のマシンに移動してファイル変換をするのは手間がかかるので、
Wordデータから直接EMFファイルを抽出する方法をご紹介します。
※今回は Windows2000、Word2000、アーカイバは Lhaplus を使用
1. Windows の Wordで doc データを開く(今回のファイル名は Fig5.doc)
2.【ファイル】→【Webページとして保存】
デスクトップに Fig5.htm と Fig5.files が作成される。
3. Fig5.files フォルダを開く
4. image001.emz を右クリック
【解凍】→【ここに解凍】を選択
5. 作成された image001 フォルダを開く
6. image001 ファイルを選択
拡張子 .emf を追加
※ 画像の点数が多い場合はリネームソフトを使用すると便利です!
7. image001.emf を Illustrator で開き EPS 形式で保存
※ Illustrator の作業に関しては Wordから画像を取り出す方法(その1)
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3で開く 以降を参照してください。
記事:イナムラ
2011年05月09日
文字の大きさを変えずに図版を拡大する方法
文字の大きさはそのままで図版のみを拡大という指示が多いと思いますが、
[全選択]→【拡大縮小ツール】
で拡大すると、文字も拡大されてしまいます。
文字のみ選択して【拡大縮小ツール】を使用すれば文字を縮小できますが、
この方法は、選択した文字の中心を基準にして縮小するため、
文字の位置が大幅にずれることがあります。
文字の位置はできるだけそのままに、
文字サイズを一括で修正する手順(※1)をご紹介します。
※1 今回は Illustrator Ver.10 を使用した場合の手順です!
■文字サイズを変更せずに図版を125%拡大■
▼オリジナルの図
▼図版を125%に拡大
・[全選択]→【拡大縮小ツール】→ 125%
▼125%に拡大された図(※2)
※2 現状では図版も文字も一律に125%に拡大されている!
▼文字のみを選択
・【選択】→【オブジェクト】→【テキストオブジェクト】を選択
▼文字の位置を変更せずに縮小
・[テキストを選択した状態]→【オブジェクト】→【変形】→【個別に変形】を選択
▼拡大された文字を元のサイズに修正(※3、※4)
※3 テキストを選択した状態で文字サイズを80%に縮小
(100%÷125%=0.8=80%)
※4 この方法で文字を縮小しても座標位置が大幅にずれる場合は、
【オブジェクト】→【グループ解除】の必要あり!
▼文字以外の修正(※5)
※5 罫線は【テキストオブジェクト】では選択されないため微調整が必要!
▼図版は拡大、文字は原寸
この方法は一見手間がかかりそうですが、
図版と文字を別レイヤーにしなくても作業できますし、
位置をほぼ変えずに下付き文字も修正できます。
修正漏れも防げますので、ぜひお試しください。
記事:イナムラ
[全選択]→【拡大縮小ツール】
で拡大すると、文字も拡大されてしまいます。
文字のみ選択して【拡大縮小ツール】を使用すれば文字を縮小できますが、
この方法は、選択した文字の中心を基準にして縮小するため、
文字の位置が大幅にずれることがあります。
文字の位置はできるだけそのままに、
文字サイズを一括で修正する手順(※1)をご紹介します。
※1 今回は Illustrator Ver.10 を使用した場合の手順です!
■文字サイズを変更せずに図版を125%拡大■
▼オリジナルの図
▼図版を125%に拡大
・[全選択]→【拡大縮小ツール】→ 125%
▼125%に拡大された図(※2)
※2 現状では図版も文字も一律に125%に拡大されている!
▼文字のみを選択
・【選択】→【オブジェクト】→【テキストオブジェクト】を選択
▼文字の位置を変更せずに縮小
・[テキストを選択した状態]→【オブジェクト】→【変形】→【個別に変形】を選択
▼拡大された文字を元のサイズに修正(※3、※4)
※3 テキストを選択した状態で文字サイズを80%に縮小
(100%÷125%=0.8=80%)
※4 この方法で文字を縮小しても座標位置が大幅にずれる場合は、
【オブジェクト】→【グループ解除】の必要あり!
▼文字以外の修正(※5)
※5 罫線は【テキストオブジェクト】では選択されないため微調整が必要!
▼図版は拡大、文字は原寸
この方法は一見手間がかかりそうですが、
図版と文字を別レイヤーにしなくても作業できますし、
位置をほぼ変えずに下付き文字も修正できます。
修正漏れも防げますので、ぜひお試しください。
記事:イナムラ
2010年10月22日
Wordから画像を取り出す方法(その1)
こんばんは、稲村です。
画像関係を扱った記事が見当たらないので、
今回は Word に貼込まれた画像の抽出方法をご紹介します。
Word に貼込まれた画像データの最適な抽出方法は、
使用している Office のバージョンによって異なりますが、
ウルス内でよく用いられるのは下記の2パターンです。
(1) Wordデータを PDF 変換する。
(2) Wordデータを PowerPoint に貼込み「EMF 形式」で保存。
(1) の PDF 変換は手軽ですが、Office のバージョンが低いと、
「文字化け」や「線化け」が発生しやすいのが難点。
そのため、多少手間がかかりますが (2) の方法をオススメしています。
【Word の図版を EPS に変換する手順 -- EMF 編】
1. Windows の Word でデータを開き、画像データを選択してコピー
2.PowerPoint を開き、白紙のスライドに Word からコピーしたデータをペースト
3. Windows 拡張メタファイル EMF 形式で保存(※1・※2)
※1 PowerPoint 2000 では EMF 形式は選択不可
※2 WMF 形式では文字がビットマップになるため、必ずEMF 形式を選択
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3 で開く
全選択[command + A]
↓
グループ解除[command + shift + G]
↓
不要な枠を消す
5. [書式] -- [フォント検索] でフォント情報を確認
→ 使用するフォントに置換(※3)
※3 オリジナルの図中フォントが MS ゴシックの場合は下記のフォントに変換
・和文フォント:中ゴシックBBB(新ゴLでもOK)
・欧文フォント:Helvetica Light
6. ファイルの色情報を変更
全選択[command + A]
↓
[編集]--[カラーを編集]--[グレースケール(or CMYK)に変換]を選択
↓
[ファイル]--[ドキュメントのカラーモード]--[CMYK]を選択(※4)
※4 ドキュメントカラーモードが「RGB」の場合、PDF 作成時に RGB エラーが発生するので注意
7. 別名で保存
・フォーマット:Illustrator Legacy EPS (eps 形式)
・バージョン: Illustrator 10 EPS(※5・※6)
・プレビュー: なし
※5 図版の保存は Ver.8 もしくは Ver.10 形式を選択
※6 Ver.10 形式で保存した場合、図版よりやや大きめな透明ボックスが必要
(罫線が消えることがあるため)
---------------
この方法を使っても、原図がビットマップの場合は文字や線情報の抽出はできませんが、試してみる価値はあると思います。
(↑駄目なら諦めもつきますし)
表のデータも同じ手順で抽出できる可能性がありますから、
入力を始める前に EMF 変換を試してみてください。
他にも画像抽出方法をご存じの方は教えてくださーい!!
記事:イナムラ
画像関係を扱った記事が見当たらないので、
今回は Word に貼込まれた画像の抽出方法をご紹介します。
Word に貼込まれた画像データの最適な抽出方法は、
使用している Office のバージョンによって異なりますが、
ウルス内でよく用いられるのは下記の2パターンです。
(1) Wordデータを PDF 変換する。
(2) Wordデータを PowerPoint に貼込み「EMF 形式」で保存。
(1) の PDF 変換は手軽ですが、Office のバージョンが低いと、
「文字化け」や「線化け」が発生しやすいのが難点。
そのため、多少手間がかかりますが (2) の方法をオススメしています。
【Word の図版を EPS に変換する手順 -- EMF 編】
1. Windows の Word でデータを開き、画像データを選択してコピー
2.PowerPoint を開き、白紙のスライドに Word からコピーしたデータをペースト
3. Windows 拡張メタファイル EMF 形式で保存(※1・※2)
※1 PowerPoint 2000 では EMF 形式は選択不可
※2 WMF 形式では文字がビットマップになるため、必ずEMF 形式を選択
4. EMF ファイルを作成後、Illustrator CS3 で開く
全選択[command + A]
↓
グループ解除[command + shift + G]
↓
不要な枠を消す
5. [書式] -- [フォント検索] でフォント情報を確認
→ 使用するフォントに置換(※3)
※3 オリジナルの図中フォントが MS ゴシックの場合は下記のフォントに変換
・和文フォント:中ゴシックBBB(新ゴLでもOK)
・欧文フォント:Helvetica Light
6. ファイルの色情報を変更
全選択[command + A]
↓
[編集]--[カラーを編集]--[グレースケール(or CMYK)に変換]を選択
↓
[ファイル]--[ドキュメントのカラーモード]--[CMYK]を選択(※4)
※4 ドキュメントカラーモードが「RGB」の場合、PDF 作成時に RGB エラーが発生するので注意
7. 別名で保存
・フォーマット:Illustrator Legacy EPS (eps 形式)
・バージョン: Illustrator 10 EPS(※5・※6)
・プレビュー: なし
※5 図版の保存は Ver.8 もしくは Ver.10 形式を選択
※6 Ver.10 形式で保存した場合、図版よりやや大きめな透明ボックスが必要
(罫線が消えることがあるため)
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この方法を使っても、原図がビットマップの場合は文字や線情報の抽出はできませんが、試してみる価値はあると思います。
(↑駄目なら諦めもつきますし)
表のデータも同じ手順で抽出できる可能性がありますから、
入力を始める前に EMF 変換を試してみてください。
他にも画像抽出方法をご存じの方は教えてくださーい!!
記事:イナムラ