さいきん読んだ本の紹介をします。
●高岡昌生『欧文組版 組版の基礎とマナー』(美術出版社)
http://book.bijutsu.co.jp/books/2010/02/post_375.html
ふだんの作業では、TeXが自動的に処理をおこない、さらにあらかじめスタイルで制御されているものを、できあがった原稿としてみています。
しかし、仕事以外のところで欧文を見るとき、自動的に処理がなされていたところは意外と意識されないので、実は多くの見落としや知らない点があったことに、この本を読んで気づきました(例えばリガチャーや数字の使い分けなど)。
そして「組版の基礎」だけでなく、なぜ「マナー」ということばがそえられているのか。単なるノウハウだけではない大切なことがらが「あとがき」に書かれていました。
●大熊肇『文字の組み方』誠文堂新光社
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=2606
図版を豊富に、そして大胆なくらい大きく用いて組版を解説しています。ダメな例と正しい例を同時にならべてあるので、どの部分が悪いのかが、一目でわかります。組版は、知識だけ頭に入れていても、どうしても実際に目にしないと理解しづらい場合が多いので、とくに、ふだん作業することのない見出しまわりの詰めなどは、参考になりました。
社内で閲覧したい方はお知らせ下さい。
ふなき
2011年09月20日
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今度貸してください…というより見せてください!!m(__)m